手加工品について
愛媛県西条市にあるシコークリーンワークス(SCW)。PE差しを中心とした手加工を行っています。お客様の要望によって折り返しを工夫したり、機械ではできない糊付けをしたりなど柔軟に対応可能です。西日本地区随一といえる加工体制を整えており、紙袋の全国需要が減少している中でも様々な手加工品を月間30万袋以上生産しております。また、2019年6月に大幅な手加工場の環境整備を行い、「ポリエチレン内袋(PE内袋)の内側がクリーンな状態でお客様までお届けする」というコンセプトのもと、PE内袋のメーカー様と製袋加工を行う丸倉化成株式会社(シコー関連会社)での製造工程において異物検知器による異物の管理を行う仕組みを構築しました。
PE差しとは?

クラフト紙袋の中に「PE内袋を手で差し込む作業」の総称です。
数あるクラフト紙袋の手加工における最も代表的なものです。PE差しと一言ですむ表現でもPE内袋をミシン加工の前に差すもの、後に差すもの、またその差し方など加工法は多岐に渡ります。
特長・強み
機械化で実現できない要望を手加工品で実現可能に。

手加工品の紙袋の一部は機械生産に置き換わりましたが、未だに機械生産できていない紙袋が多くあります。これはユーザー様における自動充填設備の投資判断や、それに伴う工場建屋の高さ確保などの問題に起因します。また、手加工品にはPE内袋の折り返し方や、その長さの指定、あるいは天糊のつけ方など細かなニーズに対応ができるので未だに根強い需要があります。
地元ならではの密な連携

シコーの愛媛工場とシコークリーンワークス(SCW)は車で5分という地の利を活かしたきめ細やかな対応が可能です。また、共通のオーダーシステムを採用しており、ハードとソフトの両面で密度の高い連携をしております。
業界随一のクリーンな環境

国内に手加工場は多くありますが、SCWでは二重扉、エアシャワーなどの設備面の充実に加えて、内袋のインフレメーカー様と製袋加工をする関連会社の設備に異物検知器を設置しており、PE内袋の内面における異物のリスクを低減しています。
主な製品

PE後差し袋
ミシン掛けした後にPE袋を入れた袋です。充填後もPE袋が抜けます。

PE先差し袋
PE袋を差した後にミシンがけをしており抜けません。
その他も各種対応いたしますので、ご気軽にご相談ください
お問い合わせはこちら工程・フロー(PE後差し袋の場合)

SCWについて
工場の建屋の中に手加工品の建屋を設けており、作業に適した環境づくりに注力しています。
行き届いた空調と、異物発見のしやすい明るい照明環境の元で、よりよい品質を目指します。

SCW スタッフ
20年以上のベテランをはじめとした熟練のスタッフです。
西日本最大規模の生産体制を誇れるのは彼女たちのおかげです。

製造の様子
2人1組のペアで製造しています。月に30万袋以上製造することもあります。

営業担当 村上
営業として四国エリアを中心に担当しています。スペシャリストとして、最適な手加工品を提供させていただきますので、何でもご相談ください。

製造担当 野本
SCWと重要な連携を担っている、シコー愛媛工場の製造責任者です。確実なデリバリーを心がけています。

SCW 外観

SCW 内観