課 題3 微細な粉末を袋詰めすると粉がもれてしまう

工場でさまざまな粉末を生産しています。粉末は袋詰めして出荷しますが、特にスターチ(デンプン)は粒が微細なので、きちんと密閉していても、小さなすき間からもれてしまいます。
スターチよりもさらに微細なカーボンブラックやホワイトシリカなどの超微粉末を扱っている会社では、どんな袋を使っても開封側からの「粉漏れ」を防ぐことができないと、やはり困っているようです。

現在の問題点

内容物を漏らさず、かつ効率よく両底袋への充填を行うのが大変。
充填後には問題がなくても、輸送途中の振動などで中身が漏れてしまう。

たいていの両底袋では、充填側にあたるシール部分はある程度の封緘ができるようになっています。しかし、内容物が超微粉末となると、充填側の逆にあたる開封側から粉が漏れることがあります。粉漏れを起こすということは商品価値が落ちるだけではなく、作業環境も悪化するので大きな問題です。

カットテープのある開封側は「いかに開けやすいか」を求められる為に剥離糊を使用していますが、この「剥がれやすい糊」は同時に「粉漏れ」につながることがあります。

改善ポイント

POINT 1 内容物にあわせた両底袋をご用意できます

既存の製造ラインを変更することなく、袋による粉漏れ対策が可能です。内弁や外弁といった弁の形状選択はもちろん、より漏れにくくする施策として多様な封緘方法の中からお客様の用途にあわせたご提案が可能です。

POINT 2 充填のときに漏れない、輸送後も漏れない

上部と下部の両方を舟底のような形に成形した袋を「両底袋」といい、手動・自動の充填機で様々な内容物を充填することが可能です。充填側の底はインナーパッチで粉漏れを防ぎ、開封側の底はステップカットを使用することで開封機能を持たせつつ、粉漏れを防ぐことが可能です。両方の底からの粉漏れを防ぐことで商品価値を高めることができます。

インナーパッチ
ステップカット

POINT 3 充填時の空気の抜け(脱気)を助ける特殊な紙を使用する

両底袋へ内容物を詰める際には、空気も紙袋の中に充填されます。紙袋の中に空気がたまると風船のように膨らんでしまい、作業効率が著しく落ちてしまいます。両底袋に穴をあけることでこの問題は解決することができますが、内容物が超微粉末となると今度はそこから粉漏れをするので問題になります。当社は脱気に優れた特殊な紙を使用することで、超微粉末であっても作業効率の向上を実現することが可能です。

粉末を扱うお客さまはいずれも「粉もれ」に悩んでおられます。当社では「いかにもらさないか」を徹底的に追求し、開発を行ってきました。もれないという点で両底袋は非常に高い評価をいただいています。納期短縮、コストダウンにつながるだけでなく、エンドユーザーにも喜ばれているという声もあります。

シコー株式会社 営業 中岡 寛晃

両底袋は、どんな製品の梱包に適しているか?

シコーでは「粉漏れを改善したい」、「脱気改善で充填速度を早めたい」などのご要望にあわせて両底袋の形状をご提案いたします。スターチやカーボンブラック、ホワイトシリカなど粉漏れが品質クレームになる商品にも対応可能です。

対象製品