課題解決4 荷崩れするため、袋詰め商品の高い積み上げができない課題をシコーソリューションが解決

工場で袋詰めされた製品を倉庫で保管する場合、かなり高く積み上げます。また、出荷の際に製品を移動させるときも、パレットなどに高く積み上げることが多いです。このときに困るのが、積まれた袋がバランスを崩してずり落ちてしまったり、積み荷の山全体が崩れてしまったりすることです。
ズレや崩れを直して整える手間を取られてしまうだけでなく、商品の大きさや重さによっては従業員に危険が及ぶこともあります。応急処置として、積み上げた荷物に透明ラップをぐるぐると巻いてズレや崩れを防止していますが、ラップを巻いたり外したりという作業が、これまた手間です。
崩れないよう、安定して荷物を積み上げるよい方法はないものでしょうか。

現在の問題点

ズレたり崩れたりするのは袋同士が滑るから。
両面に滑り止め(エンボス)を施した袋を使ってみたが、
袋の形状は内容物や空気の状態でいろいろ変わるので、
十分な滑り止めにならないことがあります。

袋の両面に細かな突起(エンボス)を施した「エンボス加工」。袋詰めした製品を高く積み上げたとき、袋同士の摩擦力を高めてズレや崩れを防ぐものですが、この両面エンボス加工でも、袋詰めされた状態の形によっては、滑り止めの力が足りない場合もあります。

改善ポイント

POINT 1 新たに開発した片面エンボス加工で、
両面エンボスより滑りにくくなった!

  • 「両面エンボス加工の袋でも滑ってしまう」というお客様の悩みにこたえたい……。そんなとき、あるお客様の現場から「両面エンボス加工の袋と加工なしの袋を交互に積み上げたら、滑らなくなった」という声が。これをヒントに生まれたのが片面エンボス加工です。
  • 袋の両面にエンボスを入れるよりも、片面だけに入れた方が積み上げたときに滑りにくいことが分かりました。これで従来よりも高く積め、かつ安定力もアップ。運送時の揺れで崩れることもなく、きれいな状態でお客さまの所へお届けできるようになりました。

エンボスは高さ0.2mm程度の小さな突起で、袋(フィルム)の厚みによって突起の高さを微調整しています。片面エンボスの方が滑りにくいと聞いたときは私自身、半信半疑だったのですが、本当に滑らないんです。おかげさまでお客様には「安定して、安全に積み上げられるので作業効率が上がった」と喜んでいただいています。

ポリタイ化学株式会社 製袋部門 末光義文

POINT 2 特許も持つ片面スパイク加工は、高い技術力で実現

スパイクバッグは、「滑らない袋を」というお客様の声から実現したものです。従来は表面にニスを施して滑り止めにしていましたが、この場合、袋同士が密着しすぎて破れたり、印刷のインクが別の袋に移ったりする弊害がありました。エンボス加工なら、袋同士を完全に密着させることなく滑り止めができ、ニス加工では使えなかったフレキソ印刷も可能になりました。
スパイクバッグはシコーの独自技術による特許です。さらに、片面だけをエンボス加工するのは両面よりも難度が高いのです。しかしシコーでは、お客様の悩みを解決するために、独自技術を生かして常に高度な加工に取り組んでいます。

スパイクバッグを利用されている主なお客様

岐阜県 S社様

これまでは手作業で糊付けを行ったり、崩れないように調整を行ったりと、積み上げる作業にかなりのコストがかかっていましたがスパイクバッグに変えてから、そういった悩みが解消され荷造りや配送のコストを低減することができました。